アーユルヴェーダの食事の特徴って?ポイントは味のバランス

2019年12月14日
顔を洗っている女性

体の内側からの美容と健康を目的としたアーユルヴェーダは、世界三大医学の一つでもあります。人間が本来持っている力は自然界のエネルギーによるものと考えられており、そのエネルギーの概念をドーシャと呼びます。ドーシャはアーユルヴェーダの思想の中でも非常に重要で、ドーシャのバランスが取れていることが、健康であると定義されています。

人間を構成するドーシャは、ヴァータとピッタとカパの3種類に分けられます。日本語に直すと、風と火と水です。この3種類のバランスが取れている状態がベストとされており、アーユルヴェーダに基づいた食事法も、このドーシャの概念を基礎としているのが特徴です。

例えば朝食を食べる朝は、カパ、すなわち水の概念が体内で増える時間帯と言われており、水気の少ないものが適しているとされています。また、昼はピッタ、すなわち体内の火となるものが優れる時間帯で、胃の消化力もあがります。そのため、1日のうち最も量がある食事を摂るのが理想的です。このようにそれぞれの概念に合わせた食事の摂り方をすることで、健康になると言われています。

またアーユルヴェーダでは、食欲が現れなければ無理に食べなくても良いという考えがあります。例えば朝食はしっかり食べなくてはならない、といった一般論は適用されません。
人間が空腹を感じたときが一番食べるのに適しているとき、とされており、体が欲していないときは無理に食事を摂らないというのも大きな特徴の一つです。これによって、体の健康だけではなく心の健康も満たされ、満足感を得ることでそれが新たなエネルギーとなると考えられています。

さらに重要なのは、6つのラサという概念です。ラサは味のことで、甘味や酸味などからなるあらゆる味の変化を毎回の食事に取り入れることが理想です。このバランスは非常に重要で、全てにバータとピッタとカパの概念があるとされています。バランスのとれた食事は、それだけでドーシャのエネルギーバランスを高め、食による健康を促進します。
また、自分のドーシャに合わせて積極的に摂取する味覚も変更するので、自分のドーシャを知るということもとても大切です。

他にも、グナと呼ばれる食べ物の性質のバランス、食べ物には心を動かす働きがあるとされるトリグナという考え方があるのも特徴的です。

すべてを理解しドーシャをコントロールするのは難しいですが、慣れると少しずつ概要がつかめてきます。アーユルヴェーダの概念によって、心と体を内側から健康にし、のびのびと生活することが出来るようになります。